
英語学習に音読の経験がある人は多いです。しかし、効果が感じられなかったという人も少なくないでしょう。実は、音読はただ読むだけでは効果が得られません。音読の効果を得るためは、正しい方法が重要なのです。今回は、音読の効果と正しい練習方法、効果的な音読になるコツについて解説していきます。
音読で得られる効果とは
音読には、以下の3つに対して効果があります。
- 英語を英語のまま理解できるようになる
- 正しい発音が身につく
- 単語・意味・音を結びつける
英語を英語のまま理解できるようになる
英語の文章を読むとき、日本語に翻訳してから意味を考える人が多いです。たとえば、「I am so sleepy because I studied for next exam until 1:00 a.m.」という文章に対して、それぞれの単語や文法の意味を日本語にしてからイメージを思い浮かべる人がほとんどでしょう。そのため、文章を前から訳すことができず、目があちこち移動してしまうため、リーディングに時間がかかります。
しかし、「I love you.」という文章はどうでしょう。多くの人が、いちいち日本語に訳すことなく英文を見ただけで状況を理解できるはずです。効果的な音読をおこなうことで、英語を英語のまま理解できる思考回路を身につけることができます。
正しい発音が身につく
英語には日本語にない発音が多く、アクセントやリンキング、イントネーションなどさまざまなルールがあるため、習得するのが難しい言語です。しかし、発音に意識して音読をおこなうことで口や舌の形に慣れるため、正しい発音が身につきます。
単語・意味・音を結びつける
英語力が高い人は、単語を見ただけで自動的に適切な意味と正しい発音がすぐに思い浮かびます。これら3つの結びつきを強化するトレーニングが音読です。効果的な音読練習を続けることで、音声を聞いただけで単語や意味がすぐに出てくるため、英会話などで英語を理解するスピードが向上します。
音読の正しい練習方法

上記のような効果を得るには、正しい音読練習が欠かせません。効果的な音読をおこなうには、以下の5ステップを実践しましょう。
- :文章を見ずに音声だけを聞く
- :音声を聞きながら文章を目で追う
- :音読しながら単語や文法を理解する
- :発音に意識しながら音読する
- :音声なしで文章全体を音読する
すべてのステップは、一度やっただけでは効果がありません。ステップごとに何度も繰り返しながらトレーニングを積みましょう。
ステップ1:文章を見ずに音声だけを聞く
まずは文章を見ずに音声だけを聞き、内容の把握や正しい発音の確認をおこないます。聞き取れなかった箇所や意味がわからなかった箇所は何度も繰り返しリスニングし、後から見返してわかるようメモを残しておきましょう。
ステップ2:音声を聞きながら文章を目で追う
文章を目で追いながら音声を流し、文章の意味をイメージしていきます。ステップ1でメモを残したところはとくに意識を集中させ、文章があれば理解できるのかを確認します。わからない単語や文法があればペンやマーカーなどでチェックしておきましょう。音声を聞きながら意味を考えることで、文章を前から考えるトレーニングになります。
ステップ3:音読しながら単語や文法を理解する
再び音声を聞き、声に出して音読をおこないます。ただし、ステップ3は文章の意味を理解することが主な目的のため、発音を大きく意識する必要はありません。ステップ2でチェックをつけた単語や文法の意味を調べ、文章の意味を正確に把握しましょう。
ステップ4:発音に意識しながら音読する
文章の意味がクリアになれば、一文ごとに音声を止めながら音声を真似るように発音して音読をします。意味にも意識を向け、頭の中で意味をイメージしながら音読しましょう。一文が長い場合は、関係代名詞や接続詞などで区切っても問題ありません。最初はスピードに意識する必要はありませんが、発音がつかめたらスピードを上げ、ネイティブの音声速度に慣れていきましょう。
ステップ5:音声なしで文章全体を音読する
ステップ4でスムーズに読めるようになったら、音声を流さずに文章全体を音読します。正しい発音を意識しながら、意味を頭にイメージさせて音読しましょう。意味が浮かばなかったり発音が曖昧だったりしたら、ステップ3・4からやり直します。瞬間的に意味を思い浮かべながら流暢に読めるようになるまで、何度も繰り返すことが重要です。
効果的な音読をおこなうコツ

音読をさらに効果的にするには、4つのコツを取り入れましょう。
- 自分に合った教材を選ぶ
- 意識するポイントを変え何度も繰り返す
- 音読した声を録音する
- ある程度の基礎がある状態でおこなう
自分に合った教材を選ぶ
効果的な音読練習に重要なのが、自分のレベルに合った教材を選ぶことです。知らない単語や文法ばかりが集まった教材を選んでしまうと、ステップ1からつまずき効果的なトレーニングになりません。モチベーションの低下にもつながるため、単語や文法がほとんど理解できるレベルの教材を選ぶのがオススメです。
音読の教材には、必ず音声つきのものを選びましょう。音声のスピードが調整できる教材を選ぶと、自分のレベルに合ったリスニングがかないます。
意識するポイントを変え何度も繰り返す
音読には、内容の理解・発音の練習・自然なフレーズの習得の大きな3つの目的があります。しかし、一気に3つをトレーニングすることはできません。そのため、ステップ1から5を目的別におこなうことで、3つすべてを強化することができるのです。
音読した声を録音する
一人で音読練習を続けると、音読が向上しているのか不安に思うこともあるでしょう。そこで自分の音読を毎回録音し、定期的に聞き直して見ましょう。自分の過去の音読や教材の音声と聞き比べることで、上達具合や弱点を認識することができます。
ある程度の基礎がある状態でおこなう
英語の基礎がない状態で音読練習をおこなうと、内容をイメージすることが難しく、流れてきた英語をただ繰り返し読む練習だけで終わってしまいます。学生時代の音読に効果を感じなかった大きな原因には、これが挙げられるかもしれません。音読の効果を得るには、単語・文法・発音ルールなどの基礎はおさえておきましょう。
まとめ
音読の効果を最大限に引き出すには、今回紹介した正しい方法での音読練習が必須です。音読練習をおこなうことで英語の理解力や発音が向上し、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングすべてに効果があります。
音読は一人でも練習することができますが、発音や内容理解に不安な人は英会話教室の「フロンティア外語学院」でフィードバックをもらうことがオススメです。英語の基礎に自信がない人も、「フロンティア外語学院」で基礎力を高めることで、音読の効果がさらに高まります。




